YTを編む②
どうやら7世代初のYTカップが開かれるらしい
今回で10回目ということだが、これを多いか少ないかと感じるのは各論者次第だろう
僕はORASからポケモン対戦を初めたひよっこなので役割論理がいつの時代に始まったのかも詳しくは知らない
少なくとも4世代の末期(2009年頃?)あたりには既に役割論理Wikiが存在し軍分けもなされていた痕跡を現在の論理Wikiで確認することができる
聞くところによれば、金銀時代の泥沼耐久合戦における役割理論から発展して生まれたのが最初期の役割論理であり、現在のようなサイクルバトル意識の構築として完成したのがバトレボ時代という
この時期はちょうども〇うの厨ポケ狩り講座などのバトレボ動画がニコニコ動画に上げられ始めた時であり、論理布教者として最大の功労者であるヤズマ氏もこの時期からバトレボ動画を投稿していたと思われる
ヤズマ氏は自分が役割論理に触れ始めた頃はまだニコニコにおいて活動していたのだが、去年(2016年)の初頭にそれまで上げていた全ての動画を消去して電撃引退してしまったのである
やろびのうたのクオリティの高さや当時にしては珍しい偽トロ使いの実況者という点は評価できるが、肝心の役割論理的なバトルに関しては今思えば疑問符のつくものも多く、今なお論者達の間でヤズマ氏に賛否両論あるのも頷ける
論理の成り立ちについて新米論者が語るのもアレなのでYTカップについて話そう
今回のYTカップ最大の目玉はサンムーンで実装された仲間大会だろう
この機能により今までのような、1バトルごとにヤャットに集まりFCを交換、互いの都合の良い時間を確認、たいよろたいありの儀式をしなくてもよくなったのである
これは参加の敷居が大分下がったのではないだろうか?
つまり僕のような新米論者でも面倒な手続き無しで、常連の先輩論者達に混ざり3DSだけで大会に参加できるのだ
YTカップにあの論理にとって忌々しいミミカスはいない
ミミッキュのせいでYTを組むことすら煩わしくなっていた僕にとって旧世代に眠ったヤケモン達を活かすチャンスではないか
ここで今回のヤーティカップのレギュレーションについてメモ代わりに書いておく
・スケジュール
参加者募集:2/5(日)02:00~2/23(木)23:59
練習戦:2/12(日)21:00~2/12(日)22:59
予選:2/25(土)21:00~2/26(日)00:59
決勝トーナメント進出者発表:2/26(日)09:00
決勝トーナメント:3/4(土)00:00~3/31(金)23:59
・ルール
①使用できるヤケモンの技、特性で異教徒意識のものは禁止(連続技、貰い火でなくすりぬけなど
②火力アップアイテム、ゴツメ、チョッキ、毒々玉、火炎玉以外は禁止
③ドラゴンヤケはPTに1体まで
④制限ヤケもPTに一体まで
⑤S振り禁止、王冠は任意
今回は従来のドラゴンヤケの制限に加えて新たに制限ヤケというリミレギュが登場
見た感じヤケモンの中でもSが高い上に種族値も最高クラスの方々が選ばれている
コケコなんかはヤケモン足りえないと思うんですが今回はウルガモスやメガギャラなどの2軍候補も使えるのでその枠での参加かと思われ
そのくせ制限かかるとかいう、戦う前から単体パワーの高さを見せつけていくやつ
ラティ姉、ラティ妹、メガマンダはどちらの制限にも引っかかる為これらを入れるYTは残り5体を制限外から選ぶ必要があり、リザードンが同居している場合は見せ合いの時点でYであることがバレる
また一見見せ合いの時点ではルール違反に見えるマンダグロスの並びも、素のボーマンダとメガメタグロスやメガボーマンダと素のメタグロスの組合わせなら可能とのこと
他にも多少細かいルールはあるが、基本的に「ヤトリック仕様」「ドラゴンヤケ1体まで」「制限ヤケ1体まで」の3つを守れば問題はないはずである
以上を踏まえてヤーティを作っていきたいところだが、参加締め切りまではあと2週間もある
前世代で使っていたYTのうち、論者戦でかなりの強さを見せるヤティオスは新しく作る必要もないため是非入れたいところ
メガクチートやメガバンギがいない環境でのバトルになるため技の通りもかなりいいはず
竜超の範囲に加えて僕の持っているヤティは波乗り+シャドボなので、眼鏡のこの範囲を受け切るヤケモンはかなり限られてくる
しかしこの環境でヤティが強いことは他の論者も重々承知だと思うので、更にその上を取ってくるメガマンダやコケコ、ラティ対策に流行りそうなヤケモンを分析しつつYTを組む必要がある
ヤーティしかいない環境の大会とはかなり特殊なもので、6世代末期のニコニコYTカップでも顕著だったように基本的にSが高いヤケモンが有利である
S振り=愚行な役割論理においてはその普段軽視しているS関係がバトルの重要な部分になってしまう皮肉な環境だ
例えばメガマンダ
ヤケモンしかいない環境においては実質最速(コケコは今後次第)
合計種族値は全ヤケモン中トップの700、更にメガ前の威嚇による疑似Bアップ
スカイスキンによる疑似ACアップ
飛行受けに対して上からエッジを撃てる
完全なサイクルバトルになるため補完相性のいい味方ヤケが多い事も強い
などKP1位になってもおかしくないレベルの性能である
重要なのは「広範囲を上から撃てる」という点
まるで異教徒の象徴ゲッコウガのような特徴だがこれは如何とも否定し難い有利ポイントなのである
例えとしてサンダーを出す
しかしB252のヤンダーは特化メガマンダの捨て身+エッジで落ちてしまう
これが普通のHBサンダーなら落ちないし、Sに振っていれば捨て身に受け出して無振りメガマンダの上から眼鏡や帯のめざ氷で処理できるだろう
そもそも普通のメガボーマンダはストーンエッジを持っていないのだ
ということで、如何にラティオスやメガマンダが論者しかいない環境において強いかをめっちゃ早口で言ってそうな感じで述べた
逆に論理環境では普段と違ってさほど強くないヤケモンもいるのだが、それは次回書こうと思う
吾輩は論者である ヤーティを作る気はなくはない