YTを編む③

 

連番でお届けしてきたYTを編むシリーズ、第3回目の今回はヤーティカップの環境をより細かく分析しつつ新ヤケモンのポテンシャルに触れたいと思う

 

まず始めに使用することができるヤケモンを把握しておくことが何よりも大事である

彼を知り己を知れば百戦殆うからず、こちらが今回使用可能なヤケモン一覧になっている

 

f:id:kafc_orf:20170214005855p:plain

 

大会ページの表をキャプチャしただけなので画質がワルビアルなのはご愛嬌

 

役割論理における「最速」とは加工補正がかかっていない&努力値0、つまり一般的に言うただの「S無振り」である

実際にはそれよりも遅い勇敢や冷静にするヤケモンが少なからず存在するが、一般的な「最速」がこの環境においては存在しないため単に種族値だけでS判定できるシーンは多い

 

まずこの表を見て目につくのがレギュレーションがかかっているS種族値上位のヤケモン達

ビリジオン、ウツロイド、ウルガモス、サンダー以外の98族以上は軒並み制限がかけられている

 

 

上記の4体の内、触れておきたいのが論理環境において強さを発揮するビリジオンである

f:id:kafc_orf:20170214235759g:plain

ニコニコYTカップ(6世代)でもデータ不足ヤケモンの立場でありながらKPは上位5本の指に入る程の採用率を誇ったヤケモンだ

 

このポケモンの強さは何といってもS種族値108から高火力の格闘技を打てることであり、見せ合いの時点から高い負荷をかけることができる

また、多くのヤケモン達がメイン、サブウェポンとして持つ地震と岩技の両方に耐性がある点も強みと言える

 

ヤリジオンは制限ルールにも該当しないため、今回のヤーティカップでも高い採用率が見込まれるヤケモンだ

 

 

昨今のレート環境では守り神やミミッキュなどのフェアリータイプが環境を席巻しており優秀な攻撃範囲を持つこれらのポケモンは、役割論理においても新たな可能性を提示している

 

まずはカプ・レヒレ

f:id:kafc_orf:20170214014818g:plain

KP上位が予想されるサザンドラf:id:kafc_orf:20170215004840p:plainなどのドラゴンヤケに対し、役割破壊の心配をしないで済むレベルの十分な耐久を持ち、カプの中で最も多くの耐性を持つ

 

火力に関してはC種族値が95しか無いためこだわり眼鏡か、妥協しても水Zでの運用なくらいには足りない部類であるが水・妖の通りの良さと技威力の高さでポテンシャルは十分

 

補助技の無い環境なのでミストフィールドでの状態異常耐性はさほど意味をなさないが、ドラゴン技半減というもう一つの(地味な)効果が大正義ドラゴンタイプの論理環境においては大きな有利点になるのではないかと推測される

 

次がカプ・テテフ

f:id:kafc_orf:20170214015226g:plain

耐性と物理耐久はゴミ以外の何物でもないが、特殊耐久のそこそこな高さと何と言っても親子愛レベルのぶっ壊れと評判のサイコメイカーでとんでもない火力を押し付けてくる

 

豊富な搦め手と広範囲が特徴のガルガブゲンボルトアローが常に最上位を守り続けていた6世代

単純に火力で制圧するタイプのポケモンガブリアスに次ぐ使用率になるとは時代も変わったものである

 

特性のおかげで火力アップアイテムを免除され、その代わりに足りない耐性をチョッキで補うことでチョッキヤケモンの立ち位置にいる

が、フェアリータイプとは思えないレベルでゴミ耐性なので特殊耐久を増やしたところであまり役割対象が増えないのが現実

 

そして3体目が新たな核弾頭ことカプ・ブルル

f:id:kafc_orf:20170214015619g:plain

テテフも大概な火力だが、あくまで威力90が眼鏡の火力で飛んでくるに過ぎない

だがこちらは役割論理における最大火力を大幅に更新した物理ヤケのニューヒーローだ

 

それまでは特化メガリザYの晴れオバヒが67860だったのに対してこいつはグラスフィールド下の特化鉢巻ウドハンで81000とかいう指数を叩き出すのだ これが草Zによるブルームシャインエクストラなら更に火力が出る

 

上記の鉢巻ウドハンは一般的なH252ギルガルドf:id:kafc_orf:20170215004933p:plain(耐久指数28000)をGFによる回復を込みでも確2に持っていく頭のおかしさだが、Bが1段階ダウンした状態でH244B12ギャラドスf:id:kafc_orf:20170215004958p:plainを確1、つまりヤャラドスが威嚇を入れてもワンパンされるという点を覚えておく必要がある

 

以上の様に火力だけを見れば文句無しだが、H種族値が70しかないため1回ウドハンを振るっただけで次の役割遂行が怪しくなる程の反動が入ってしまう事に加え、論理環境では肝心の役割相手が少ない点がネックと言わざるを得ない

 

フェアリーの中でKPが高いと思われるのが以上の3体だが、一応残りの新規フェアリー2体にも触れておく(酷評してる気がするけどあくまでヤケモン型への個人的な意見)

f:id:kafc_orf:20170214022029g:plain  f:id:kafc_orf:20170214022056g:plain

 

前者のカプコケコ

まずヤケモンとしての運用自体に無理があると言わざるを得ない 

70-85-75の耐久ラインは候補も含めて全ヤケモンの中で最低クラスで、Hに振ったところで繰り出せる相手も殆ど見当たらない

アイテムによる火力アップはできるが耐久のアップは認められない役割論理においてこの耐久はあまりにも貧弱で、サザンドラくらいにしか後出しできないレベルではないだろうか

 

また、電気技以外の火力が雀の涙ほどしか無いところも運用のしづらさを感じる

だが論理環境では積まれるということがないので、絶対に抜かれないSからの高火力のボルトチェンジによる対面操作は強烈な強みである

採用する論者はこのヤケモンありきでのYT作成が求められるだろう

 

後者のアシレーヌ

そのビジュアルからファンの多いポケモンだが、少なくともこの大会で本気で勝ちに行く論者からお呼びがかかることは少ないだろう

残念ながらこの環境において総合的にはレヒレの劣化、攻撃面でもテテフと同等かやや劣化だからだ

 

なぜアシレーヌがアローラ環境のS1でトップ30に入る程活躍できたかを鑑みてみよう

シレーヌZの採用によるわだつみのシンフォニアの高火力+貴重な先制技であったアクアジェットによって高い対面性能があったからだ

 

しかしヤシレーヌシンフォニアの素となるうたかたのアリアを使えない

これは大会ページのルールにも個別育成論のページにも明記されていて、理由は単にハイドロポンプの存在だ

ヤビゴンがほんきをだすこうげきの素になるギガインパクトを一蹴されているように、例えZ技で有用であってもその後のサイクルを考えた場合に腐ってしまうため「論理的にありえない」のである

 

ちなみにアローラ御三家のZ技はYoutubeにあげると動画ごと削除されるらしい

大人の世界はつらくきびしい

 

 

他にも詳しく触れたい新ヤケモン候補はたくさんいるが既に過去最大ボリュームの記事になりそうなので絞って解説しようと思う

 

・Rガラガラ

f:id:kafc_orf:20170214224820g:plain

避雷針込みでの10の耐性と実質A212族(実数値ではなくあくまで種族値)

そこから放たれる一致威力120のフレアドライブ(火力指数52200)

非接触かつ凄まじい一貫性で撃てる専用技シャドーボーン

カントーの姿から受け継いだ優秀連続技ホネブーメラン(ただし今大会では地震推奨)

地面との補完が完璧なストーンエッジ

この4技だけでほとんどの敵を2発以内に溶かす圧倒的なA&範囲、アローラポケの中でも最もヤケモン適性の高いポケモンと言える

 

ただしこちらもブルル同様H種族値のかなりの低さにより、メインウェポンが反動技なので運用がかなりシビアになる

それでも有利相手に繰り出してブッチギリのAの高さからシャドーボーンを連打していれば、相手が勝手に疲弊していくので要注意と言えるだろう

今のレート環境では下火になっているがこの大会ではどのくらい使われるか興味深いところである

 

・マッシブーン

f:id:kafc_orf:20170214230354g:plain

対となるフェローチェがボケモンの鑑なのに対して、こちらはヤケモンの鑑である

Hにぶっぱするだけで物理耐久は35000を超え、インファこそ無いものの同じ120技の馬鹿力をビーストブーストで帳消しにしていくザ・脳筋

耐性と耐久が噛み合わないヤケモンも多い中、地面と格闘半減、竜と岩が等倍と正に物理相手に対し機能停止に持っていくほどの圧倒的な強さを誇る

 

だが残念な点も多く、メインウェポンの通りづらさや飛行4倍炎2倍などヤケモンの中での上位層に尽く歯が立たないところがウィークポイントだ

論理環境においてはバンギラスf:id:kafc_orf:20170215005051p:plainランドロスf:id:kafc_orf:20170215005123p:plainに役割が持てるので決して弱くはないが、メガヘラクロスが解禁された場合はそちらに流されてしまう可能性がある

氷技や電気技などの独自の強みを活かしていけるか、使用プレイヤーの腕が試されるヤケモンだ

 

・クワガノン

f:id:kafc_orf:20170214232215g:plain

飛んでる電気は強い

と言いたいところだが虫タイプが足を引っ張ってメガマンダの相手はできない

しかし電気+虫の範囲は思ったより広く、エナボも使えるためドサイドンf:id:kafc_orf:20170215005209p:plainの相手もできる点は強みの一つ

 

C145族に対して耐久ラインは77-90-75しかなく、電気版ヤャンデラと言える様な種族値となっている

しかしこのポケモンも論理環境においては役割相手が殆どおらず、特化ヤャラのアクテも3発は耐えられないため使うとすれば先発に出してボルチェンをしていくのが仕事になるだろう

ちなみレート環境ではチョッキを着て特殊全般を受けたり鉄壁と羽休めでサンダーのような役割をこなしている

 

・キテルグマ

f:id:kafc_orf:20170214233405g:plain

GIFが怖い

ノーマルタイプとしてカビゴン以来にヤケモン入りしている有望株

種族値は500しかないものの、特性もふもふによりB振り時の物理耐久は(接触技に限り)50000を超える これは特化ガブの逆鱗が確定4発とかいう異次元のラインだ

 

特性ありきではあるがマッシブーン同様物理全般を役割相手にできる格闘タイプで、フレアドライブが等倍扱いになりシャドークローを使える点が差別点となる

地震は特性の範囲外であったり、メインウェポンが命中75のメガトンキックになるところは決して使いやすいとは言えない

それでも貴重な岩と霊に耐性のあるヤケモンでありPTの補完として声がかかることは決して少なくないだろう 個人的に注目しているヤケモンの一体

 

 

以上が新ヤケモンに対する見解である

これ以外のポケモンも勿論ポテンシャルは高いものがあり、総じてアローラ地方はヤケモンの産地と言える

 

前回の記事でも書いたが、論理環境ではとにかくドラゴンタイプが強い

攻めでも守りでも、高火力高耐性は大正義であり6世代にもフェアリータイプはいたとはいえどれも完封できるほどの満足なスペックとは言えなかった

 

カプ達は、拘ることが多いラティオスサザンドラに安易に超火力をぶっぱさせないための抑止力としては勿論、攻めの点でも相手に対策を強いるスペックを持っている

1YT1カプとまではいかずとも、多くのYTで採用されるはずだ

 

 

ここまで延々と個人的な環境に対する雑念を綴ってきたが、これらを踏まえた上で第10回YTカップに臨むためのヤーティを練りあげた

 

記事が長くなりすぎるので構築は次回の記事に回すこととする

 

 

最後に役割論理とは関係はないが耐久指数と火力指数の計算式をメモ代わりに載せておく

 

高乱数1発にする火力指数=耐久指数÷0.44

 

特化ガブリアス(A130族)の地震(一致100技)の火力指数がA実数値200×技威力100×一致補正1.5でピッタリ30000となる

これを式に当てはめて0.44をかけると耐久指数13200までのポケモンが高乱数1発で落とされることと導き出される ちなみに耐久無振りのキノガッサf:id:kafc_orf:20170215004610p:plainとほぼ同じライン

 

この記事で述べたブルルf:id:kafc_orf:20170215004132p:plainの頭おかしさを改めて計算してみよう

今回は鉢巻ではなくZウドハンを対象にしてみる 200×190×1.5×1.5で火力指数は85500にも上る

これに0.44をかけると出てくる数値が37620、なんと等倍だと仮定した場合のHBスイクンf:id:kafc_orf:20170215004748p:plainが1発で吹き飛ぶレベルの火力だ

 

ここまでくると最早害悪と言えるレベルの火力であり、基本的に半減で受ける発想は捨てた方が賢明である

PTに草1/4か特性そうしょくでもいない限りブルルに一体持っていかれる事を覚悟する必要があるのだ

 

 

吾輩は論者である ..言うことはない

 

YTを編む②

 

 

どうやら7世代初のYTカップが開かれるらしい

 

今回で10回目ということだが、これを多いか少ないかと感じるのは各論者次第だろう

 

僕はORASからポケモン対戦を初めたひよっこなので役割論理がいつの時代に始まったのかも詳しくは知らない

 

少なくとも4世代の末期(2009年頃?)あたりには既に役割論理Wikiが存在し軍分けもなされていた痕跡を現在の論理Wikiで確認することができる

 

聞くところによれば、金銀時代の泥沼耐久合戦における役割理論から発展して生まれたのが最初期の役割論理であり、現在のようなサイクルバトル意識の構築として完成したのがバトレボ時代という

f:id:kafc_orf:20170211175445j:plain

 

この時期はちょうども〇うの厨ポケ狩り講座などのバトレボ動画がニコニコ動画に上げられ始めた時であり、論理布教者として最大の功労者であるヤズマ氏もこの時期からバトレボ動画を投稿していたと思われる

 

ヤズマ氏は自分が役割論理に触れ始めた頃はまだニコニコにおいて活動していたのだが、去年(2016年)の初頭にそれまで上げていた全ての動画を消去して電撃引退してしまったのである

やろびのうたのクオリティの高さや当時にしては珍しい偽トロ使いの実況者という点は評価できるが、肝心の役割論理的なバトルに関しては今思えば疑問符のつくものも多く、今なお論者達の間でヤズマ氏に賛否両論あるのも頷ける

 

 

論理の成り立ちについて新米論者が語るのもアレなのでYTカップについて話そう

 

今回のYTカップ最大の目玉はサンムーンで実装された仲間大会だろう

 

この機能により今までのような、1バトルごとにヤャットに集まりFCを交換、互いの都合の良い時間を確認、たいよろたいありの儀式をしなくてもよくなったのである

 

これは参加の敷居が大分下がったのではないだろうか?

 

つまり僕のような新米論者でも面倒な手続き無しで、常連の先輩論者達に混ざり3DSだけで大会に参加できるのだ

 

YTカップにあの論理にとって忌々しいミミカスはいない

f:id:kafc_orf:20170209184004g:plain

 

ミミッキュのせいでYTを組むことすら煩わしくなっていた僕にとって旧世代に眠ったヤケモン達を活かすチャンスではないか

 

 

ここで今回のヤーティカップのレギュレーションについてメモ代わりに書いておく

 

・スケジュール

参加者募集:2/5(日)02:00~2/23(木)23:59
練習戦:2/12(日)21:00~2/12(日)22:59
予選:2/25(土)21:00~2/26(日)00:59
決勝トーナメント進出者発表:2/26(日)09:00
決勝トーナメント:3/4(土)00:00~3/31(金)23:59

 

・ルール

①使用できるヤケモンの技、特性で異教徒意識のものは禁止(連続技、貰い火でなくすりぬけなど

②火力アップアイテム、ゴツメ、チョッキ、毒々玉、火炎玉以外は禁止

③ドラゴンヤケはPTに1体まで

f:id:kafc_orf:20170211171921p:plain

④制限ヤケもPTに一体まで

f:id:kafc_orf:20170211172042p:plain

⑤S振り禁止、王冠は任意

 

 

今回は従来のドラゴンヤケの制限に加えて新たに制限ヤケというリミレギュが登場

見た感じヤケモンの中でもSが高い上に種族値も最高クラスの方々が選ばれている

 

コケコなんかはヤケモン足りえないと思うんですが今回はウルガモスやメガギャラなどの2軍候補も使えるのでその枠での参加かと思われ

そのくせ制限かかるとかいう、戦う前から単体パワーの高さを見せつけていくやつ

 

ラティ姉、ラティ妹、メガマンダはどちらの制限にも引っかかる為これらを入れるYTは残り5体を制限外から選ぶ必要があり、リザードンが同居している場合は見せ合いの時点でYであることがバレる

f:id:kafc_orf:20170211183236g:plain

 

また一見見せ合いの時点ではルール違反に見えるマンダグロスの並びも、素のボーマンダメガメタグロスメガボーマンダと素のメタグロスの組合わせなら可能とのこと

f:id:kafc_orf:20170211175911g:plainf:id:kafc_orf:20170211175729g:plain

 

 

他にも多少細かいルールはあるが、基本的に「ヤトリック仕様」「ドラゴンヤケ1体まで」「制限ヤケ1体まで」の3つを守れば問題はないはずである

 

以上を踏まえてヤーティを作っていきたいところだが、参加締め切りまではあと2週間もある

 

前世代で使っていたYTのうち、論者戦でかなりの強さを見せるヤティオスは新しく作る必要もないため是非入れたいところ

f:id:kafc_orf:20170211180203g:plain

メガクチートやメガバンギがいない環境でのバトルになるため技の通りもかなりいいはず

竜超の範囲に加えて僕の持っているヤティは波乗り+シャドボなので、眼鏡のこの範囲を受け切るヤケモンはかなり限られてくる

 

しかしこの環境でヤティが強いことは他の論者も重々承知だと思うので、更にその上を取ってくるメガマンダやコケコ、ラティ対策に流行りそうなヤケモンを分析しつつYTを組む必要がある

 

 

ヤーティしかいない環境の大会とはかなり特殊なもので、6世代末期のニコニコYTカップでも顕著だったように基本的にSが高いヤケモンが有利である

 

S振り=愚行な役割論理においてはその普段軽視しているS関係がバトルの重要な部分になってしまう皮肉な環境だ

 

例えばメガマン

f:id:kafc_orf:20170211175948g:plain

ヤケモンしかいない環境においては実質最速(コケコは今後次第)

合計種族値は全ヤケモン中トップの700、更にメガ前の威嚇による疑似Bアップ

スカイスキンによる疑似ACアップ

飛行受けに対して上からエッジを撃てる

完全なサイクルバトルになるため補完相性のいい味方ヤケが多い事も強い

 

などKP1位になってもおかしくないレベルの性能である

 

重要なのは「広範囲を上から撃てる」という点

まるで異教徒の象徴ゲッコウガのような特徴だがこれは如何とも否定し難い有利ポイントなのである

 

例えとしてサンダーを出す

f:id:kafc_orf:20170211180539g:plain

サンダーはメガマンダを明確な役割対象に据えるポケモン

しかしB252のヤンダーは特化メガマンダの捨て身+エッジで落ちてしまう

これが普通のHBサンダーなら落ちないし、Sに振っていれば捨て身に受け出して無振りメガマンダの上から眼鏡や帯のめざ氷で処理できるだろう

そもそも普通のメガボーマンダストーンエッジを持っていないのだ

 

 

ということで、如何にラティオスメガマンダが論者しかいない環境において強いかをめっちゃ早口で言ってそうな感じで述べた

 

逆に論理環境では普段と違ってさほど強くないヤケモンもいるのだが、それは次回書こうと思う

 

 

吾輩は論者である ヤーティを作る気はなくはない

 

YTを編む

 

編みゅはありえないwww

ぼみゅですなwwwww

 

 7世代が始まって早3ヶ月が経とうとしていますが我は未だにYTを組んでいませんぞwww

というのも6世代ではWikiにも載っているテンプレ最強YT(メガバンギラス、メガヘラクロスラティオスナットレイギャラドスヒードラン)を使っていたためバンクが解禁されないことにはヤャラしか使えない状態でしたなwww

 

負荷歩数も少なく教え技も必要無い上にいつもいつでもうまく環境に刺さっているヤャラドスは本当にヤケモンの鑑ですぞwwww

 

論者たるものYTを使わなければ只のムック、今シーズンの我はボャローダ()ボバルドン()ボッコウガ()を使う完全な異教徒でしたなwwwありえないwwww

 

異教徒PTではありますが7世代では人口比上位5%の1700を2シーズン続けて達成できていますなwwww

ORASベビーの我からしたら正直十分満足ですぞwwww

なんせ始めたばかりの頃はフルアタレジスチルとかいう闇を使っていましたからなwwww

 

 

ちなみにこちらがS1のレート帯別人口比ですなwww

ソースはポケモンスプレッドシート氏ですぞwww

f:id:kafc_orf:20170209152611j:image

 

目玉焼きにソースはありえないwwww

塩一択なのはロジックせずとも3秒で分かることだwwww

 

 

レート1700を最低目標に毎シーズン頑張ってますがそろそろYTでも達成したいと思ってこの記事を書きますぞwww

6世代では純YTでレリセから最高1660くらいまでしかいけなかったので今世代では是非達成したいですなwwww

 

 

ここから先は非ロジカル語法で書きまーーす

 

YTを組むに当たって現時点で最大の障壁がメガストーンの不在

6世代でメガシンカを得たヤケモン(データ不足含む)が

メガボーマンダ

メガメタグロス

・メガフシギバナ

メガリザードンX

メガリザードンY

メガバンギラス(メガ石不在)

・メガヘラクロス(メガ石不在)

メガラティアス(メガ石不在)

メガクチート(メガ石不在)

メガチルタリス(メガ石不在)

メガボスゴドラ(メガ石不在)

メガユキノオー(メガ石不在)

メガラグラージ(メガ石不在)

 

13体中8体もメガストーンが現状手に入らない

特に自分が使っていたYTは2エースがどちらも未解禁なため実質解散状態だァ!

 

同じ金払ってるのにほんの少し前まで自由に使えていたコンテンツが殿様サイドの勝手な都合で取り上げられたらたまったもんじゃない

 

勝手な想像だが、4大メガの内ガルーラとゲンガーとボーマンダを弱体化、バシャーモからメガ石を取り上げている点からして環境調整を目論んだのは確定的に明らか

でも強いやつを更に強いやつで駆逐する流れはコンテンツ自体の首を締めるってどこかのカードゲームが示してるからある意味有能なのでは・。・?

 

 

さて、このメガシンカ締め付けの中で新たなYTを組む必要がある

まずPTを組む点でYTに限らず普通のPTでも大事なことが、コンセプトとなるポケモン1,2体を選ぶこと

 

YTはヤケモンのみで構成される、ポケモン毎の役割関係を最重要視したサイクルバトル意識のPTである

つまり抜群のタイマン性能と対応力によって、なるべく引かずに1体で1+α体を倒し、最終的に3体倒れる前に3体倒すことを目標とする対面構築とは根本から考え方が違う

 

対面構築は起点積み構築でもなくギミック構築でもない

シンプルに、目の前の敵を倒すことに特化したある意味勝利を目指す上で一番直接的な方法である

 

逆にヤーティとは何だろうか

そのベースにある考え方はタイプ相性そのものである

対面構築がタイプ相性をある程度無視しても勝てるくらいに積み技や絡め手を持っているのに対し、YTはとにかく受けでのタイプ相性とフルアタ高火力によってサイクルを回す中で相手のPTを削り取っていく

 

ポケモンの醍醐味である補助技や努力値調整を排除したヤケモンには単発の高火力しか武器が無い

つまりその高火力を安心して撃ち込むことのできる役割相手との対面が前提であって、不利な相手にはまた違う有利なヤケモンを繰り出すことが必要

 

だが今日では積み技からのZ技など役割対象なのに受け切れないレベルの高火力が飛んでくることもあり、急所の被弾率を上げることにもなるSに振らないサイクル構築は厳しさを増す一方である

 

よって単なるタイプ相性で補完を取り合っているYTではなく、積み技やZ技を考慮しても有利になれるヤケモンを使わなくてはならない

 

2/9時点でのシングルレートのPGLランキングを見てみると、ガブリアスカプ・テテフ、カプ・コケコ、ミミッキュボーマンダギャラドスリザードンマンムーバシャーモルカリオあたりがトップメタになっている

 

この中でZ技の恩恵を存分に受けているのがガブ、コケコ、ミミッキュバシャーモ
f:id:kafc_orf:20170209182942j:image

 

上述したように今日は「受け切る」ことが困難な環境なので、これらの積み技もZ技も持つこれらのトップメタ達を完璧にメタることがレーティングバトルで数こなす上で勝率を上げる最善の手段と考えられる

 

完璧にとは言っても実際に完璧な役割遂行ができるわけはなく、例えば僕が今シーズン使っていた雷パンリザXのような事故気味な個体に遭うこともなくはない

けど、そこまで気にしてたらキリがないのであくまで対戦数をこなすという前提の元にYTを組んでいく必要がある

 

 

ここまでウダウダ書いてきたものの、肝心のYT案は全くない

なんせミミッキュとかいう最強の一般ポケモンがヤーティでは本当にどうしようもないので今の環境で組むモチベがまるで出ない

f:id:kafc_orf:20170209184004g:plain

 

いっそ丸っきり対策を諦めてミミッキュ入りには降参するくらいの潔さで組んだほうがマシに思えるくらいどうしようもない

5世代のガッサも論理的に「無理」なポケモンだったらしいが今世代のこいつがそのポジションだろうか

 

何れにせよ、4月の昇降格会議で軍分けされないとYTを組めないので今は環境を見定める期間である

 

見定めたところでメガボスゴ無きYTに解決策が出せるとも思わないしメガボスゴドラを入れたYTが強いかと言われればそれもまた怪しい

f:id:kafc_orf:20170209184025g:plain

 

 

吾輩は論者である ヤーティはまだ無い

 

カキゾメ

 

(野望は)ないです

 

S2で最高1714くらい、130戦ほど使った

カバリザゲッコと見せかけたジャロリザカグヤ

 

 

メガリザードンX@リザードナイトX

f:id:kafc_orf:20170205182117g:plain

ようき 165(94)-182(252)-131-x-105-155(164)

げきりん/ニトロチャージ/かみなりパンチ/つるぎのまい

 

欲張リザードン どう考えても炎技はもう一つあったほうがよかった

ただ雷パンのおかげで勝った試合はそこそこあったので悩ましい

選出率は9割

 

 

メガフーディン@フーディナイト

f:id:kafc_orf:20170205182844g:plain

おくびょう 161(244)-x-98(100)-200(42)-125-204(124)

サイコキネシス/きあいだま/かなしばり/アンコール

 

OKIMONO 特化ガブの逆鱗耐え

鋼を呼べる点では役に立っていたが、すまんそれテテフでよくね案件 特性はマジミラにしてくれ

選出率1割以下

 

 

カバルドン@オボンのみ

f:id:kafc_orf:20170205184550g:plain

しんちょう 215(252)-133(6)-138-x-136(252)-67

じしん/ステルスロック/あくび/ふきとばし

 

左上担当 一級起点建築士

前期の影響かやたら挑発を打たれたが、王冠3つも使った(怠惰)価値はあった

選出率5割

 

 

ジャローダ@ゴツゴツメット

f:id:kafc_orf:20170205185906g:plain

おくびょう 181(244)-x-117(12)-95-115-181(252)

リーフストーム/へびにらみ/リフレクター/こうごうせい

 

有能草蛇 間違いなくPT内でのMVP

初手にカバが来る前提をこいつでぶち壊す 明らかにカプより強いガッサ対策

とりあえず壁貼って睨むのがお仕事、選出率6割

 

 

ゲッコウガ@いのちのたま

f:id:kafc_orf:20170205190850g:plain

むじゃき 147-116(6)-87-155(252)-81-191(252)

ダストシュート/みずしゅりけん/あくのはどう/れいとうビーム

 

有能忍者 広範囲は正義

特に語ることもない普通の蛙、襷にしたほうがよかったかもしれない

選出率4割

 

 

テッカグヤ@とつげきチョッキ

f:id:kafc_orf:20170205191639g:plain

ゆうかん 203(244)-168(252)-124(4)-115(4)-122(4)-81

ヘビーボンバー/じしん/かえんほうしゃ/くさむすび

 

お前が草鋼定期 オタク型との決別

めざ氷が欲しいシーンが多かったが辛いギャラを相手できるので草結びも外せなかった

選出率5割

 

 

まだシーズン終わってないので解体して新しいPTで潜りまーーす

 

クソザコナメクジだけど構築記事書くのめっっちゃたのしい